阿字ヶ浦
先日のお休み、なんか海が見たくなって阿字ヶ浦に行って来ました。
自宅から一番近い海です。
約1.5kmに続く砂浜は「東洋のナポリ」と呼ばれてました。私が25年前に住んでいたときは、海水浴シーズンが終わっても、サーフィンをする若者がたくさんいたのですが、今回来るとサーファーもいませんでしたね。
そして反対側に目をやると見えてきたのが「常陸那珂港」です。
この港まで北関東自動車道路を整備して、開通しているのも首都圏に物流するためです。
赤と白のでっかいクレーンが見えますね。
でっかいなあ、高さは少なくとも50m以上はありそうですよ。
首都圏のエネルギー基地として建てられたもので、燃料は石炭です。
出力は200万Kwで、発電量としては一般家庭約66万軒相当(約200万人分)らしいです。
インドネシアやオーストラリアから運ばれた石炭の1日の使用料は約1万6000tで、その10%の1600tの石炭灰が発生するらしいです。
常陸那珂港にある既存の処分場は、あと数年で満杯となるため、あのでかいクレーンは海の中に次期処分場を作っているらしいですよ。
へえ~そうなんですか。
でも常陸那珂港を作ったせいで、阿字ヶ浦海岸への潮の流れが変わってしまって、遠浅だった海岸は浸食されているらしいです。
茨城県や関東圏の経済を優先するのがよいのか?海岸の景観を守る方が良いのか、難しい問題ですね。