おさんぽ日記

Yahooブログから引っ越してきました。グルメとバイクがメインの日記かな?

国道六号線を通過

冬のスタッドレスタイヤに履き替えて、岩手に観光に行きましたので我が家茨城に帰ります。
帰るルートは前から決めており、国道6号線をひたすら上るルートです。
前回札幌からフェリーに乗って、仙台港に着いたときは常磐道を使ったので、今回は下道です。
この国道6号線は私にとって非常に思い出深い国道で、茨城に転勤した後、奥さんのお家まで遠距離恋愛で仕事終了後真夜中に何回も通った国道なのです。
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相馬市を通っているときに、昔は海沿いを走っていたのですが、私の8年前に買ったカーナビではルートにない内陸部を入ることになりました。

これは東日本大震災で内陸部に移った国道6号線なのですね。
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そして相馬市を過ぎたところから東日本大震災で除染した土を盛った場所が現れてきましたよ。
車で国道6号線を通るときは窓を開けては×、車内の空気は内気にして通過しなければなりません。

高速道路の場合は仙台港からずっと放射能の数値の電光掲示板がありましたが、国道6号線はありませんでした。
でも浪江町に近づくと急に放射能の数値の電光掲示板が現れ、警察のパトカーもたくさん見ることになりました。
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そして浪江町に入ったくらいから街の雰囲気は一変するのです。
昔奥さんと遠距離恋愛で何回も通った街がゴーストタウン化しているのです。
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信号はちゃんと稼働しているのですが、国道6号線沿いにあった企業や商店、ガソリンスタンド、スーパー、コンビニもすべて建物はすっかりモノと姿はあるのですが、閉店しており人1りいません。
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国道沿いの道は全て白いフェンスが貼られ、横道に入ることが出来ないのです。
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避難区域に住んでいた方がたまに帰るときに開けれるようにガードマンが付いています。
浪江町双葉町は非常に放射能の数値がグンと高くなります。これって危ない数字だなあと思うほど高い数字。
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双葉町の商店街を通過したときはフェンスの間をずっと走るのが不思議でした。

警察官はもちろん、警備のガードマンや震災処理関係する,工事に勤める方の需要があるにでしょう。中期の素泊まりのアパートや昔ラブホテルだったところがその関係者の宿泊所に変わって満室でしたよ。

ガードマンやこのエリアで復興に従事する労働者は危険と引き換えに承知の上に仕事をしているのですね。
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富岡町に入ると少しずつ普通の街に変わって来ていわき四倉くらいになると、昔のままの国道6号線に戻りました。

でもいわき市に入ると昔はいわき市街地を走っていたのですが、ちゃんと新バイパスが出来ており、市街地を通過せずに日立市に入りました。
イメージ 9日立市に入って海側を走るとピンクの豚の看板があって
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海が見える休憩できる駐車場が現れました。
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これまで経験したことがない国道6号線を経験して、やっぱり放射能って目に見えないだけに怖いなあと思いましたよ。
私が学生のころから原子力エネルギーはちゃんと管理すれば安全で効率的なエネルギーと学んできたのですが、廃炉やその後の対策に何十・何百年もかかることを考えると、電気料高くても安全な発電で頑張って欲しいです。
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今回初めて日立市を通過しましたが面白い建物やバンクのある道などもあって今度じっくり日立市を探訪しようと思いました。
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今回の冬タイヤ交換及び岩手一関の旅は781.9キロの走行でしたよ。